うつつ世とまどろみの境を泳ぐ、とある妖の手記・・・らしいもの
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愛する人を得たことで、自分は強くなったと思っていた。
自信を手に入れたし(まだまだ足りないように見えるみたいだけど、今までの自分から考えたらものすごい変化なんですよ)、
死にたいとか消えたいということを思わなくなった。
けれど・・・。
とある一点において、弱くなったのかもしれない。
それはとても、決定的な部分で。
一番に愛されたい。いつも側にいたい。頼りになると思われたい。役に立つと言われたい。
役に立ちたい。求められたい。求めたら・・・応えて欲しい・・・。
あの人が、心安らかに過ごせるように、すぐ隣にいて尽くしたい・・・。
けれどそれを1つでも、失ったと思った時、目の前が真っ暗になって、どうしようもなくなる。
その点昔は、打たれ強かった。
もし怒らせたとしても、『いいものを食べさせれば、機嫌も治るでしょう』くらいに、考えられた。
拗ねたところでいつものことだと大きく出ることが出来たし。
いきなり殴られても、好きにさせておけば、発散されて治まるだろうって。
・・・嫌われたり、呆れられたりすることが、そんなに怖くなかったから。
今は駄目だ。機嫌を損ねただろうかと、少し考えただけで、立ち上がる気力も無くなる。
昔ならためいき1つで流せたことが、今は涙を流してもまだ、割り切ることが出来ない。
嫌われたくない。呆れられたくない。捨てられたくない。ずっとそう思っているのに。
不安にさせるような行動ばっかり取ってしまう。
そう。最初の頃はあの方にとって、僕はただの『壊れない人形』だったのかも、知れないけれど。
僕にとっても自分に都合のいい道具に過ぎなかった。
『お仕えします』と言いながら利用しようとしていた。
僕は妖怪だから。『幻』の属性を持つ、妖術師だから。
時間をかけて篭絡するつもりだった。それが出来る自信が・・・あった。
いつからかな。計算で動くことが出来なくなって。
振り向かせる、という念が、振り向いて欲しい、という願いになって。
愛されて・・・愛して・・・。それでも『主従だから、恋なんかじゃないから』と、自分に言い聞かせて。
それが、恋になって。愛になって。婚約して。結婚して。
あの頃にように、大きく構えることが出来ない。
ものわかりのいいところを、気に入られていた・・・のだろうに。
今の自分、ものすごく困らせたり、気を使わせたり、している・・・のかも知れない。
でも、嫌われたくない。愛されていたい。なんて我侭・・・。
それも可愛いと・・・今は言って貰えているけど・・・。
このまま、もっと恋心や愛着が強くなったら、僕はどうなってしまうのだろう。
どこまで・・・弱くなってしまうのか、少し・・・怖い・・・。
辛くなるくらい愛しいから・・・、失うことが、とてつもなく怖いんです・・・。
死にたいとか消えたいということを思わなくなった。
けれど・・・。
とある一点において、弱くなったのかもしれない。
それはとても、決定的な部分で。
一番に愛されたい。いつも側にいたい。頼りになると思われたい。役に立つと言われたい。
役に立ちたい。求められたい。求めたら・・・応えて欲しい・・・。
あの人が、心安らかに過ごせるように、すぐ隣にいて尽くしたい・・・。
けれどそれを1つでも、失ったと思った時、目の前が真っ暗になって、どうしようもなくなる。
その点昔は、打たれ強かった。
もし怒らせたとしても、『いいものを食べさせれば、機嫌も治るでしょう』くらいに、考えられた。
拗ねたところでいつものことだと大きく出ることが出来たし。
いきなり殴られても、好きにさせておけば、発散されて治まるだろうって。
・・・嫌われたり、呆れられたりすることが、そんなに怖くなかったから。
今は駄目だ。機嫌を損ねただろうかと、少し考えただけで、立ち上がる気力も無くなる。
昔ならためいき1つで流せたことが、今は涙を流してもまだ、割り切ることが出来ない。
嫌われたくない。呆れられたくない。捨てられたくない。ずっとそう思っているのに。
不安にさせるような行動ばっかり取ってしまう。
そう。最初の頃はあの方にとって、僕はただの『壊れない人形』だったのかも、知れないけれど。
僕にとっても自分に都合のいい道具に過ぎなかった。
『お仕えします』と言いながら利用しようとしていた。
僕は妖怪だから。『幻』の属性を持つ、妖術師だから。
時間をかけて篭絡するつもりだった。それが出来る自信が・・・あった。
いつからかな。計算で動くことが出来なくなって。
振り向かせる、という念が、振り向いて欲しい、という願いになって。
愛されて・・・愛して・・・。それでも『主従だから、恋なんかじゃないから』と、自分に言い聞かせて。
それが、恋になって。愛になって。婚約して。結婚して。
あの頃にように、大きく構えることが出来ない。
ものわかりのいいところを、気に入られていた・・・のだろうに。
今の自分、ものすごく困らせたり、気を使わせたり、している・・・のかも知れない。
でも、嫌われたくない。愛されていたい。なんて我侭・・・。
それも可愛いと・・・今は言って貰えているけど・・・。
このまま、もっと恋心や愛着が強くなったら、僕はどうなってしまうのだろう。
どこまで・・・弱くなってしまうのか、少し・・・怖い・・・。
辛くなるくらい愛しいから・・・、失うことが、とてつもなく怖いんです・・・。
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自己紹介
HN:
伽藺(カリン)・クイン
HP:
性別:
女性
職業:
アッシュ医師の妻/ナハリ軍務補佐官
趣味:
家事、お茶、お喋り
自己紹介:
医師アッシュ・クインの妻である柳の樹妖。
外見年齢は20歳ほど、実年齢は20代後半。
夫との間に男女の双子あり。
性格はおっとり。
行動は良く言えば優雅、悪く言えばどんくさい。
少し急ぐとすぐ転ぶ。
ネバーランド・ナハリ国の軍務省にも補佐官として所属している。
ユエルティートという名の少女を、小鳥と思い込んでペットとして飼っていたことがあり、
人の姿を現した今でも、娘代わりとして可愛がっている。
義兄にはウィルフェア氏とティーラ氏。氏の家族や同居人諸氏とも懇意で、何かとお世話になっている。
お茶が大好きでお茶菓子も好き。
甘党で大食漢。カロリーコントロールを言い渡されるレベル。
外見年齢は20歳ほど、実年齢は20代後半。
夫との間に男女の双子あり。
性格はおっとり。
行動は良く言えば優雅、悪く言えばどんくさい。
少し急ぐとすぐ転ぶ。
ネバーランド・ナハリ国の軍務省にも補佐官として所属している。
ユエルティートという名の少女を、小鳥と思い込んでペットとして飼っていたことがあり、
人の姿を現した今でも、娘代わりとして可愛がっている。
義兄にはウィルフェア氏とティーラ氏。氏の家族や同居人諸氏とも懇意で、何かとお世話になっている。
お茶が大好きでお茶菓子も好き。
甘党で大食漢。カロリーコントロールを言い渡されるレベル。
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