◆
考えてみればお互い、出会ったときに比べれば、随分と変わったものです。

『あの頃は俺を嫌っていたものな？』なんて貴方は冗談めかして仰るけれど。
別に嫌っていたわけではないのですよ。
ただ、愛という言葉を使う人が、自分に現れるだなんて、思っていなかっただけです。

自分の変化にまだ、対応できていない部分も、あるけれど、
大丈夫。・・・ここに来るまでにも、沢山の葛藤や変化を経て来たのだもの。
これからもきっと・・・、焦らなければ・・・、乗り越えて行けます。

貴方と組み上げる未来も魅力的だけど、貴方に従って生きる未来も嬉しいです。
だから・・・。

『貴様は頑張らなくていい』
『貴様と一緒なら、俺も頑張れるだろうか？』

貴方がどちらを選んでも、結局選べなくても。私は貴方のお側にいます。
既に私の存在はもう、貴方のものなのですから・・・。

永遠なんて無いかもしれない、って、私は・・・思ってしまうけれど。
貴方が言うなら、信じ・・・ます・・・。

◆
私のために、貴方は病んで下さいますか？
私は・・・きっともう既に・・・。
・・・そうですね。きっと貴方も、・・・そうですね。
 

◆
やっぱり・・・ね。
さすがに早いかなって、思っていたんです。でも・・・。
私よりも、旦那様のショックが、大きかったようで・・・。

「特に楽しみにしているつもりはなかったのだが」って、いいえ、
私からはとても・・・楽しみにされているように見えていました・・・。

・・・けれど私だって、ご期待に添えなかったということで、とても辛かったのです。
だから優しく接することは出来ず、理不尽だと怒ってしまいました。
私が旦那様に、ああして反論したのは、初めてじゃ・・・ないでしょうか。

でも・・・。
もう、主従じゃない。夫婦なんだから。
言いたいことを言い合わなくちゃいけない。
でないと本当に、相手の望んでいることを知ることなど、出来ない。
自分の心を伝えることは出来ない。

とても辛い一晩だったけれど。
でも、有意義な晩にも、なった気がします。
言いたいことを言い、互いの理想を伝え合い、かなえられるように努力する。
それが夫婦の在り方だと思うから。

昨晩。
私は確実に貴方に本音を伝え、貴方の本音を教えていただきました。
それは新米夫婦の私たちにとって、とても大きな成長の機会だったのでは、ないでしょうか。

最初の一月目では駄目だったけれど、次はきっと確率も上がっているはず。
頑張りましょう。努力はきっと必要。
子供を育てるためにも、私たちは私たちを、育てなければ。

◆
めも。

もし、うまくお薬の効果が出ていたとして、投与を始めたのは１月初頭。
初詣の直後だから、・・・１日の晩から・・・。
体調がおかしい、風邪っぽい気がすると思ったのが、大体１７日。
もしあれが兆しだとしたら、２月初頭くらいに結果が出る・・・。
とすれば、もしうまくいっていたら、次は大体バレンタインごろ。
可能性が強いのはその前後３～４日。

って・・・、あれ・・・？
検査薬に、反応するのは、って・・・。
（じっと書物を凝視）

・・・・・・！！
だ、旦那様・・・！？（わたわたわたたっ（何を思ったか慌てて部屋を出てゆき）

◆
子作り計画の一環として、毎日お注射をいただいています。
こんなことが本当に役に立つのかしらと、医学の知識のない私などは思うのだけど、
毎日継続的に摂取してこそ、役に立つお薬もあるということで。

あ、でも最近は読み書き程度なら、エルフ語もそれなりに覚えて、
旦那様の医学書にも目を通しているのですよ？

どちらもどうせ痛いのなら、自然分娩よりも帝王切開（というのでしょうか？）が、
宜しいと私は言ったのですけど・・・。
旦那様は自然分娩が良いとお考えみたい。
しかも子供が出来たら母乳で育てろですって。

お医者様としての見地からのお考えなのでしょうか？
確かに自然分娩が出来るなら、母子共にその方が良いようだし、
母乳で育てた子は丈夫になると言われるようですね・・・。

って、妊娠もしていない時からこんなこと、考えているのもどうかなのですがっ///
というかすっかり私、女性として生きていくことに、疑問を感じていませんよね・・・（＾＾；

一応。出産と授乳が終わったら、元に戻るつもりですからね！
いつになるかわからないけれど・・・（授乳ってどのくらいでしたっけ・・・）