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うつつ世とまどろみの境を泳ぐ、とある妖の手記・・・らしいもの
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(上品な便箋にしたためられた流麗な筆致)

これを読んでいるということは、貴方たちは無事に成人を向かえることが出来た、ということかしら。
それともこのお手紙を手渡した方がお約束を破って、その前に貴方達に見せてしまったのかしら?

どちらにしても今はもう私たち、私と・・・貴方の父であるレオンは、もうこの世のどこを探しても、存在しないことかと思います。
ごめんなさいね。貴方たちには多分、新天地を探すためのたびに出たと、伝えられていたのでしょうね。
私たちも貴方たちのお世話を直接してくださる方、・・・サリア様とサーシャ様にはそうお伝えしました。

けれどごめんなさい。本当は私たちは私たちの心が赴くままに、消え行く世界と運命を共にすることに決めたのです。

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「男に戻ってもいいのだぞ」

旦那様が夜の床で、そう・・・口を開いた。
世界の終わりが告知されてから何日目だろうか。
旦那様は、今までにないほどの思考力と決断力をもって、自らの心を整理しようとしているのだと思う。
 

「そう、今日はあの子たちの、お誕生日、・・・ね」

伽藺は身を起こし、窓を開けて外の風を受けた。
どのくらい、起きているとも眠っているとも、つかない日々を送っていたろうか。
夫との間に発生していたわだかまりは、根強い話し合いの末に解決されていた。
あと、伽藺に必要なのは、体力と精神力を回復させるだけの、時間だった。

「ん、もう、大丈夫」

呟くと、食事を用意するために、台所へと向かった。
まずは家族それぞれの朝食、それから誕生日を祝うケーキ。乳幼児にも食べられるものにしなければ。
・・・と、その前に。

「目と頭をはっきりさせるために、お風呂にでも浸かりましょうか」

ネグリジェの上に、薄手のガウンを羽織り、浴場へと歩みを進めた。
ぼんやりと、窓の外を眺める。
強風、そして、激しい雨。
けれど彼女の視線は動かない。ただただ、ぼんやりと・・・窓の外を見遣っている。
ここに来るのも随分と久し振り。
何も書くことが無かったわけじゃないのですよ。むしろ変化が多過ぎて困っていたくらいです。
一番大きな変化は私の名前が変わったことでしょうか。

・・・ふふ、結婚して1年。ようやっと旦那様の家名を名乗り、妻として生きていく準備が出来ました。
(ついでに登録性別も変更してしまいました。何故自分の登録性別は男なのに、旦那様の妻で女性の身体をしているのか、
新しく知り合った方に説明するのはなかなか骨が折れましたからね・・・)

その事に関してもまたゆっくりとお話してゆかなければね。
というか・・・まだご挨拶も済んでいない状態なのですよねぇ(’’;

とりあえず、私は元気です。
子供たちも順調に育っていますよ。



(背後様には色々あったようですが(元々、5年に一度は大怪我をするような、うっかりした生き方の人です(汗)、
何だかんだで元気になったようです。
(一部の方はお知りになっている怪我についても何とか完治致しました!
去年のアレはまぁもう体質になっているので、一生付き合うものになるかと思いますが、
今年の方は骨自体は無事にくっついたようです。
傷も化粧でどうにか隠れる程度まで落ち着き、半年くらい経てば綺麗になるかもという状態だそうです)
まぁ本人には危機感も悲壮感もないらしく、これでまたあと5年は骨折しない! とか、
根拠のない自信を持ち始めているようです(タメイキ))



という訳でまたぼちぼちと、動いて行きましょう~(ぐぐっ)。
国内でのイベントも始まりましたしね(ナハリ国民の方は是非、雪山登山にご参加を^^)
いろいろと事後報告になりますけれど、昨年の末あたりからのものごとを、振り返りながらゆっくりと話していきますので、
どうぞまたお付き合いくださいましね。

そういえば・・・。
復帰したいけれど、何から初めていいかわからないと困っている私に、旦那様がとある提案を出して下さいました。
えへへ・・・嬉しいな・・・♪ さていいノートを探しに行かなくては・・・。
♥ Admin ♥ Write ♥ Res ♥
自己紹介
HN:
伽藺(カリン)・クイン
性別:
女性
職業:
アッシュ医師の妻/ナハリ軍務補佐官
趣味:
家事、お茶、お喋り
自己紹介:
医師アッシュ・クインの妻である柳の樹妖。
外見年齢は20歳ほど、実年齢は20代後半。
夫との間に男女の双子あり。

性格はおっとり。
行動は良く言えば優雅、悪く言えばどんくさい。
少し急ぐとすぐ転ぶ。
ネバーランド・ナハリ国の軍務省にも補佐官として所属している。

ユエルティートという名の少女を、小鳥と思い込んでペットとして飼っていたことがあり、
人の姿を現した今でも、娘代わりとして可愛がっている。
義兄にはウィルフェア氏とティーラ氏。氏の家族や同居人諸氏とも懇意で、何かとお世話になっている。

お茶が大好きでお茶菓子も好き。
甘党で大食漢。カロリーコントロールを言い渡されるレベル。
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