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・名について
名前:柳 伽藺(リュウ・カリン)
『柳』は正確な意味での苗字ではなく、種族特性を表す記号のようなもの。
由来:(RP的には)母・『カテリーン』の愛称から付けられた。
(PL的には)過去に作ったキャラクターの焼き直しのため流用。
通称:特に捻らず呼ばれる。主君からのみ『カラン』。
本名:暮蒔 伽藺(クレジ・カリン) 、だたし実家とは絶縁状態であるため、この名は名乗らない。
・外見について
髪型:段の付いたロングヘア。襟足から下の毛量は少ない。
あえてこの髪型にしているわけではなく、便宜的に髪を漉いていたらこうなった。
服装や場に合わせ、こまめにアレンジする。
髪質:細くまっすぐな髪だが腰はあり、特に立ち上がり部分には、癖がある。
髪色:黒に近いほどの濃い緑色。鮮やかな色の柳葉がところどころ混ざっている。
目:眠たそうに細められた下がり気味の目。
眉:細くて長めの眉。気弱そうに垂れている。
顔の雰囲気:穏やかで中性的。
肌の色:白味のピンクベージュ。肌が薄いのかすぐに赤みがかる(赤面症)。
耳の形:ごく普通の人間耳。
口:小さく開いていることが多い。唇は薄桃色でふっくらしている。
声:普段は、比較的低く落ち着いているが、素っ頓狂に跳ね上がることも多い。
背丈:179cm。威圧感がないためか、あまり長身には見られない。
体型:ひょろりと細長い手足。11~18歳の成長期に、栄養状態が偏ったため。
筋肉もほぼ無いので、運動能力も極めて低い。
服装:主君の命により常に女性物の衣服を着ている。
自身の趣味としては和装かシンプルな服装。色は地味で品のあるものを好む。
小物:常に、隠し持っているものとして、符術に使う術具一式。
表情基本:他者に安心感を与えるような微笑。
表情笑顔:細めた瞳が開かれ、全開の笑顔になる。
表情怒り:眉根を寄せて口を引き結び、怒るというより警戒した表情を見せる。
表情悲しみ・驚き・呆れ:困ったような様子で情けなく相手を見やる。
・口調について
一人称:僕(公的な場所では『私』の場合あり)
二人称:貴方・貴女
三人称:あの方
敬称:~殿
通常:ぼんやりと少々間延びした口調で話す。
口数も、決して少なくはないので、いつも話は長くなる。
口癖:「はわっ・・・!」「あぅあぅあぅ~;」「~なのです、よ?」「~して下さいまし」
笑い方:「ふふっ」「(くすくす)」
・感情表現
喜:多幸症かと思うほど、ささいなことで喜ぶ。感情の浮き沈みは激しく単純。
しかし心の底から嬉しいことには、感情の大きさを許容しきれず、混乱することもある。
怒:怒りの感情は溜め込み、あまり表には出さない。
しかし、忘れて許すのではなく、いずれの復讐を誓うタイプである。
哀:幸福を感じる頻度と同じくらい、孤独や悲哀を感じる頻度も多い。
なるべくは表に出さずに、趣味や友人との会話で、紛らわすようだが。
楽:他者との穏やかなコミュニケーションと、美味な食物があればとりあえず幸せ。
友情:来る者は拒まない。去るものも追わない。
コミュニケーション好きなので、傍目からすれば社交的に見えるだろうが、
あまりに深い関係は本当は得意ではない。浅く広く。
愛情:他の場所ではあまり出さないエゴを発揮する場所。つまるところ甘えたがり。
基本は献身的だが、実は独占欲が強かったり、要求が多かったりもする。
損得:意外と先を計算した上で、行動を決めていたりする。 打算的な部分はある。
奉仕:他者のプラス感情が好きなので、そのためなら努力は惜しまない。
・思想
性質:カオティック・グッド。ローフルに見えるのは損得勘定の結果に過ぎない。
精神性:判断力や思考力には優れているが、強靭性や柔軟性には欠けている。
社交性:高い。人との交流を好み、また人を利用する手腕も高い。
主体性:実際は高いのかもしれないが、それ以上に『諦める』能力に長けている。
結果的には、傍目から見れば流され易く見えるが、頑固な部分も多かったりする。
思考:タオイズムに近いと思われる。
・嗜好
知的興味:人文・歴史・医術。とかく『人の業』について興味を持ち易い。
趣味:掃除・料理・お茶会を開くこと。 最近はエルフ語の勉強なども。
性的嗜好:秘密(何)
五大欲求:全体的に強い。肉体的欲求に忠実な、欲深い存在とも言える。
ただし、それを自覚した上で恥じてもおり、あまり表に出すことは無い。
(甘味が絡んだ場合は別。理性がなくなってしまう)
人の好み:望みがはっきりしている相手に興味を抱く。
カオス属性ゆえ、その『望み』が人道に則っていようがいまいが、問題にはしない。
強い意志を持つということが大切。
恋愛パターン:過去の手痛い記憶ゆえに、自身からそれを示すことは少ない。
とはいえ、一度示してしまったなら、その後の歯止めは弱いのだが。
素直になると決めた相手には、派手で大胆な愛情表現をすることもある。
食の好み:甘党。また植物の妖怪ゆえ、水分を多く必要とするので、茶湯や白湯も好む。
芸術的感性:優れている部類に入るようだ。ただし奇抜なセンスなどはあまり無い。
作る衣服や、選ぶインテリアの方向性も、クラシカルなものが多い。
天才的と言えるレベルではないが、手先は常人に比べると器用。
金銭感覚:溜め込むことを好む。ただ高級志向は強く、使うときには糸目を付けない。
昔は式神任せでいたため無頓着だったが、最近は生活の中で節制という言葉も覚え始めた。
・戦闘
武器:式符を媒体とした幻術や召喚術。剣術の心得もあるが、技能的に優れてはいない。
攻撃:術法中心。幻術士ゆえ、精神のある者には強いが、無機物には苦戦する。
守備:防御符で結界を張り、治癒符で回復する。あるいは召喚した式神に防御させる。
スピード:鈍重。自分の『立ち位置』はあまり変えず、射程の長い術法で対応する。
作戦:自身を含め味方兵や式神などの、各自の能力を最大限に生かそうとする。
進軍には慎重だが撤退の見極めは早い。持久戦・防御戦に強いタイプ。
・生活
朝:窓から差し込む日光で起床する。天気の悪い日は寝坊することも。
同居人それぞれの食事を用意し、魔導洗濯機を回してから後を小鳥に頼んだら
ナハリ王宮への出勤のためにトラテペス空港へと急ぐ。
出勤中:魔導船内にて到着まで少し眠る。ゆえに指定席のある船をいつも選んでいる。
昼:執務室でする仕事はそう多くもないため、経営している定食屋に待機することが多い。
来客のない時間はたいがい居眠りしている。
昼飯:まめに甘味を取ったり、定食を作りついでに、つまみ食いしたりもするので、
これといって特別には昼食は摂らない。
夕方:なるべく定時帰宅して、夕食のための買い出しをしつつ、速やかに帰る。
夕食の時間だけは遅らせてはいけないため。
夕食:肉好きの主、果物好きの小鳥、そして穀物好きの自分。
全員の嗜好に合うよう、調整したメニューを供する。ゆえに一日の最大の仕事といってもいい。
夜:主が在宅ならば晩酌の用意をする。そうでない場合は魔導電話機で同僚と話したり、
絵の仕事が入ればそちらにかかったり、何もなければ館の掃除をしたり仮眠したりしている。
就寝:大体は、主の帰宅か就寝を確認してから。
主の帰宅が遅い場合は、深夜2~3時に眠りにつく。
睡眠時間:遅寝早起きだが、居眠りも多いので、一日平均で考えると、
6~7時間程度は普通に取っている。
仕事:ナハリ王宮から得られるサラリーと、他には副職としての茶屋の収入や絵画収入。
総じて一般人よりは少々多めの収入があると思われる。
同居人二人を扶養している形になるが、どちらも浪費はしないので大きな痛手ではない。
・来歴
血縁:父・母・(異母)姉・弟、ほか分家筋の者
父:示連(ジレン)=ファルリーン
本来ならば、実家の長となっている筈だが、伽藺が幼い頃からほぼ里に帰っていない。
最近は正式に実家から籍を抜き、妻の一族に加わったらしい。
母:カテリーン=ファルリーン
異国の女性。伽藺が幼い頃には里にいたが、文化の差異ゆえの迫害があり自国に戻る。
穏やかで少女めいた幻獣召喚士。伽藺は母親似であるらしい。
異母姉:暮蒔 磨凛
伽藺の4歳上の姉。母親は、里でも名高い女戦士であったが、任務の中で死亡。
その後、後妻を迎えた父を嫌い、その妻カテリーンを追い出す。
女ゆえ家督は継げず、最近になって想い人が結婚したため、絶望より里を失踪。
弟・暮蒔 希鈴
伽藺の6歳下の弟。幼少時は、気弱で物静かであったが、現在は少々尊大な性格。
里の長として立派に務めているが、離散した家族への憎しみもまた抱えている。
家柄:古代の契約に基づき、代々妖界と現界の境を、監視する一族。
名目上は名家に連ねられているが、実質は一族単位での罪人のようなもの。
生家:他者がほぼ訪れない隠れ里。近づくと祟られると言われる霊山の中にある。
文化も外界より格段に遅れていて、未だに数百年前と同じ生活を存続している。
幼少時:里長家の長子ということで、同年代の子供たちとは隔離され育てられる。
また、異母姉やその息のかかった女中に、静かに迫害される日が続く。
あまりだと思った教育係の女性が、自分の弟を近付けて『子供の世界』に誘わせた。
その頃から少しは明るくなったらしい。
少年時:なついた者が里を出てから、寂しさのあまり里で守っていた封印を、解いてしまい、
座敷牢での生活を送る。
自身の力ごと魔を封じたものの、完全に里長としての未来は閉ざされ、
婚姻さえ、姉に利用されそうになったことで、里より脱出する。
青年時:彷徨の末に辿り着いた、プリエスタで得た縁により、ツェンバーの役職に迎えられる。
またこの頃に初めての恋人も得て、社会的な栄誉と幸福な家庭の両方を得ようとしたが、
恋人が自殺したことによりその夢は砕かれ、少々病的になった名誉欲が残ることになった。
完全に狂ってしまわなかったのは、義親となってくれていた夫婦の暖かさゆえ。
社会人:恋人を忘れるために仕事に打ち込み、気が付けば国王補佐にまで出世していた。
その間にも何度か恋人は持ったが、仕事を優先してしまったため、長くは続かず。
さらには仕事上で問題が起き、立場的には国内を収めることになったものの、
既に心が折れていたため引退。
間の悪いことに、少年時にかけられた封が解けてしまい、妖に心身を乗っ取られそうになる。
対処の副作用として仮死状態になり、そのまま深い眠りに落ちる。
その間、魂は3分割されそれぞれ違う方法で、保存されていたため、
睡眠時の記憶は、うっすらと3通りの夢のような形で、残っている。
現在に至るまで:6年間の眠りの末に、妖である祖母の力で再誕し、
新たなる樹妖としての肉体を手に入れ、この世界にて再び生活することとなった。
事情で、ツェンバーからナハリに向かう旅の途中、アッシュ・クイン医師に拾われ、
もろもろのやり取りの末に、彼の『実験動物(モルモット)』として、従うことになる。
医師との関係は紆余曲折を経て、モルモットから恋人に、そして現在は婚約者となっている。
また、拾った小鳥ユエルティートを、かつて戦災で失った義娘に投影し、可愛がっている。