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私は種族としては『土の精霊』、ルーツとしては『魔法使い』と、登録されていますが、
正確には『柳の半樹妖』、『妖術士』となります。
西洋では私のような種族のことを、ドライアドと呼ぶそうですね。
私が保持している特殊能力や魔法は
・樹妖としての身体能力
・一族の者としての特殊能力
・幼少期より訓練した魔法
・故郷で扱われている儀式魔法
・大陸に広く普及している魔法
以上となります。
・変化能力
・回復能力
純粋な『ドライアド』としての能力ですね。
まず体の一部を樹木化すること。
触手などと呼ばれていますが、枝を伸ばすことなどですね。
集中しきることが出来たら、根を伸ばして地中からの栄養を吸い上げ、
飲まず食わずの状態でも生きることは出来ます。
でもこれはやりすぎると、樹妖としての生存本能の方が強くなり過ぎて、
正常な人間としての理性や思考を失ってしまいます。
なので、なるべくなら樹木化はしない方が、
人として生きていくにはいいかと思います・・・。
あと、怪我の治りを早めるというか、柳葉で出来た繭に身を包み、
外界の影響を完全にシャットすることで、回復力を上げることが出来ます。
ただしあくまで繭であるので、こちらから外界に影響を及ぼすことも、
攻撃行動を起こされたときに回避することも出来ません。
なので、樹木の檻程度の硬度はあるとしても、それを凌駕する程度の力で攻撃されれば、
抵抗の術はないでしょう。
簡単な切り傷や刺し傷程度でしたら、繭まで作らなくとも深い睡眠程度で、
完治させることは出来るのですが。
私が半妖でなく、完全な樹妖(祖母のように)であった場合、
実は本体(親樹)は別のところにあり、分体(人としての体)にはどれだけ傷を付けられても、
致命傷に至らないという能力もあったのだと思います。
しかし私は、親樹を持たない半端な樹妖であるため、この能力はありません。
今生きて動いているこの体を破壊されたら、ごく普通に死ぬのではないかと推測します。
あと弱点としては炎に弱いという部分があります。
怪我も大抵は治すことが出来るのですが、焼かれた跡だけは消すことが出来ないでしょう。
◆一族の者としての特殊能力◆
・式神支配
私の実家『暮蒔』では、何千年もの遠い過去より、妖怪との契約・混血を繰り返して来ました。
ですから今となっては民のほぼ全てに、何らかの妖怪の血が混ざっています。
私も家系を辿れば、鬼なり化性なりいろんな存在の地を、継いでいることになるのでしょうが、
今のところ大きく出てきているのは、樹妖以外ですと狗狸(動物の妖怪)が強いようです。
その中でも妖狐の影響が大きく、生まれながらに幻術系の能力が、高かったらしいです。
ちょっとした事故の影響で妖力の大半は、幼少期に封じられてしまいましたが(苦笑)。
また里には成人の儀の一環として、妖界に自ら出向いて妖と契約を結んで式とする、
というしきたりもありました。
私もそれを受けて、一応九尾の狐の幼生体を、自らの式神として支配したのですが、
現在はその狐も、他者に貸し出していて、『自らの式神』と言える存在はいません。
(儀式魔法で一時的に支配する式はいますが)
また、一度支配した式神であっても、主の力量や扱いによっては、
反逆を起こすこともあるので、いくら従順に見えていたとしても、油断は禁物です。
所詮、彼らは弱肉強食の世界に住む、妖怪たちなのですから・・・。
◆幼少期より訓練した魔法◆
・幻術
実家のある里はそういう場所ですので、幼少期からそれぞれの得意属性に合わせて、
妖怪との交渉や戦闘に有利な魔法を学びます。
私は属性が『幻』に近かったようなので、幻惑術のような人心を惑わせる術を、
主に教えられておりました。
また、それによって下級妖怪や幽霊を魅了支配し、式として扱う術も学んでいます。
ただし、これで支配した者に対する効力は、そんなに長くもないので、
(知能の低い妖怪や生物なら一週間程度、人間程度の知能のある者なら長くても数日)
『自らの式神』という扱いが出来るほどの忠誠心は望めません。
あとあくまで幻惑の術なので、実体のある何かを扱える訳ではありません。
また当然ながら、心や魂を持たない存在には、何ら影響を与えることも出来ません。
◆故郷で扱われている儀式魔法◆
・符術
里ではそういった経緯から、魔法に対する研究も盛んに行われています。
そこから生み出されたものの1つが『符術魔法』で、
これは、符に書き付けられた呪文に魔法が封じられているので、特に強い魔力を持たない者でも、
符を貼ったり投げ付けたりするだけで、込められた魔法を行使することが出来ます。
この段階でのMP消費なども解くにはありません。
ただし、符を作るにはある程度の準備と儀式、正確な製法にそれなりのMPが必要です。
ですから行使自体は誰にでも出来るとして、作成は特殊な訓令を積んだ者にしか出来ないのです。
作成時に一手順、一文字でも間違えたら、この符は発動しないものになります。
私も、この符を作るための訓練は受けているので、作成することは出来るのですが。
魔力も何もない方に護身のためとして渡したり、場所や地域を清める時などに符術は便利です。
ちなみに、呪文や文字列で魔力自体を封じた符は呪符、
召喚した式神を封じた符を式符と呼びます。
◆大陸に広く普及している魔法◆
・天魔系、ラ・デルフェス、他
これについては私が説明するまでも無いと思います。
実を、魔法の鍋で煮詰めることにより、出来上がる魔法ですね。
錬金術系魔法とでも言えばいいのでしょうか?
魔力の有無に関わらず、誰でも使える付与魔術なのは嬉しいのですが、
ご存知の通り壊れたり忘れたりすることもあるようです。
以上が、現在の私が使える能力の、おおまかな分類と原理です。
外見年齢は20歳ほど、実年齢は20代後半。
夫との間に男女の双子あり。
性格はおっとり。
行動は良く言えば優雅、悪く言えばどんくさい。
少し急ぐとすぐ転ぶ。
ネバーランド・ナハリ国の軍務省にも補佐官として所属している。
ユエルティートという名の少女を、小鳥と思い込んでペットとして飼っていたことがあり、
人の姿を現した今でも、娘代わりとして可愛がっている。
義兄にはウィルフェア氏とティーラ氏。氏の家族や同居人諸氏とも懇意で、何かとお世話になっている。
お茶が大好きでお茶菓子も好き。
甘党で大食漢。カロリーコントロールを言い渡されるレベル。