北都殿

























小柄で細身で、女性にも見間違われるような、愛らしい童顔のこの方。
実は僕よりはるかに年上だと、聞いたことがあります（！）。
お部屋（ブログ）でも、金魚を飼っていらっしゃるから、お魚が好きなのだろうと、
金魚と一緒に記念撮影♪
（というか、この部屋の金魚も元々北都殿から、戴いたのですけれどｗ）

『似合うんやったら、何してもええよ』と、有難いお言葉を戴いたので、
髪型など細かいところで遊んでしまいました。
趣味に走った、一枚と言えるかも知れませんね。楽しかった～ｗｗｗ

ティーラ殿

























通称・赤鶏・・・じゃない、赤鳥さん。
その呼び名の通り、火の鳥のような燃え上がる赤毛に赤眼が、印象的です。
浴衣続きだったのでいい加減、構図が切ｒ・・・じゃなくって（あわあわ）、
ちょっと、雰囲気を変えてみようと思い、甚平を仕立ててみました。
団扇を持って涼しげに。

体格や種族は、ウィルフェア兄上と似ているのだけれど、対極の部分のある二人。
（前衛型騎士と、後衛型傭兵の差があるので、そのあたりも考慮しつつ）
比較して、楽しめるように出来上がっていたら、嬉しく思います・・・ね♪

仕立てる予定があるのはあと二名様。
ちょっと急な用事が入ったので、三次募集はしなさそうな気がします。
こっそりと、楽しみにしてくださっていた方、すみません（＾＾；

兄上はいわゆる、フーリュン系のしょうゆ顔。

一重のツリ目だけれど、表情と性格の穏やかさで、柔和に見えるタイプ。
黄色人種の肌、ということですが、農夫もやっているので、
少々灼けた感じにしてみました。

みみげ・・・じゃない、耳はたれ気味だったはずなんですが、
ピンと立ってしまいました；
・・・まぁ、お祭り参加が楽しくて、ってことで・・・いいですよね？

ニコル殿はストーンカ人（推定）の８歳児。
ストーンカ人というと、褐色の肌のイメージがあるのですが、
美少年ということで、白めの紅顔にしてみました。

ストーンカといえば、男性のオフィシャル絵が、
丸顔で瞳の大きな少年か、ごついおじさんなのですが、
まぁ・・・前者に近いでしょうと・・・。瞳を大きく・・・。

成長してごつくなったらどうしよう（ぇ）。

そしてドクターにも浴衣を着付けてみました。



























お正月の紋付が苦しかったらしいので、なるべく緩めにだらりと、
羽織っていただきました。
小物はやはり、缶ビールでしょうｗ
『風通しが良い』と、お気に召していただけたようです。

長身な上に鍛えてもいるから体格はいいけれど、ダークエルフなのでごつ過ぎもせず・・・。
表現できているか不安ですが、背後殿は『腹筋』を描いていてすごく、楽しかったようです。
ここまでの３人は、それぞれ個性的な外見設定ですので、ごっちゃになることはないのですが。

さてさて・・・。
なんやかんやで周囲に声を掛けてみたりして、あと数人の方に浴衣を仕立てることに、なりました。
今で予定が・・・、あと４人・・・か。

描き分けがつくでしょうか？（マチナサイ）

まず、先ほど出来上がった、グレースケールの線画に、
新規レイヤーを重ね、『選択範囲を読み込む』で、線画部分を選択します。
ゴミ取りがきちんと出来ていれば、妙な部分は選択されない筈です。



























こんな感じ。
そしてこのまま『選択範囲』→『選択範囲を反転』し、
『イメージ』→『モード』→『ＲＧＢカラー』に変換。
『レイヤーを統合しない』を選択します。

そしてこのまま、範囲選択を解除しないよう注意しながら、線に置きたい色を、
左側のカラーパレットにて選び、レイヤーの方に『編集』→『塗り潰し』。
選択を解除してから、背景レイヤーは白で塗ります。





















絵の雰囲気にもよりますが、私は線をセピアにすることが多いので、まぁこんな感じ。
これで線画レイヤーと、白紙の背景が出来たことになります。





















キャラクターにとって決まっている色の部分を塗ります（髪や瞳など）。
この段階では、それぞれレイヤー分けしてべたっと塗り、線画レイヤーの下に入れます。
こうすれば線に色が乗ることが無いので。
端々の塗り残しが無いようにだけ気をつけておきます。





















キャラクター基本色との、兼ね合いを考えながら、置く色を決めて行きます。
『テクスチャ』というレイヤーは、後で合成用テクスチャを貼るので、今は仮置き状態な部分。
範囲の広いところからの方が決めやすいです。
パンプスのカラーは、まだ決まっていない感じ（笑）。






















陰色など、本格的な濃淡を、入れて行きます。
一ヶ所にまぁ、レイヤーは３～５枚。






















塗った後はレイヤーを統合し、明度や彩度を調節します。
彼女は、鮮やかで明るい色の髪のイメージなため、このくらいの明るさ。
まめにレイヤーを統合するのは、ファイルを重くしないためというのも、あります。
特別に絵描きに特化した、ハイスペックマシンでも無いので、ファイルが重くなると、
作業速度や効率が落ちますから・・・。




















テクスチャ部分は、仮置きの色を消して、陰色だけを残します。



























テクスチャ用の貼り込みファイルを作ります。
大体は、背後の持つ服や布から取り込むか、趣味で撮ったデジカメ写真、
または加工自由の素材サイトから引っ張って来ます。
今回は背後の私服。小花模様は割合、枚数を持っています（笑）。



























テクスチャを貼り込んでこんな感じ。バランスを見てパンプスのカラーも決めました。
淋しい気がしたので、パンプスに付けているラナンキュラスのコサージュ（なんです！）も、
髪飾りとして置いてみました。




















人物部分最後の作業です。
瞳に瞳孔や光を入れ（彼女の場合は縦瞳孔です）、頬や唇に色味を入れて、
場合によっては指先や胸元、肩口や膝頭などにも少し紅を差して、
瞼部分に睫毛を描き込んだら、光沢部分にブラシツールで、ハイライトを入れます。
キャラクターに、みるみるうちに生気が入る、この作業が一番楽しいです。



























完成。無事に１枚の絵に、仕上がってくれました☆
あとは絵によって、この後に背景をつけたり、文字を入れたり、色違い差分を作ったり。
まぁ色々遊ぶこともありますが、今回はシンプルな人物がということで、
ここまでにしたいと思います♪

お付き合い有難う御座いました。

◆
参考経過時間
下書き：２時間（難航したらこの数倍はかかる）
取り込み～線画：２時間
着色：メッセで雑談しながらなので５時間ほど。
　多分集中したら３時間くらい。
その他、加工：顔絵サイズへの加工とかはまぁ、枠を付けるか付けないかとかもあるけど、
　３０分～１時間

まずは原画を描きます。これがなくては始まりません。
私はバトンでも書いたとおり、薄手のスケッチブックに、３Ｂ程度のシャープペンシル描き。
ラフから何度か裏返し、トレスにトレスを重ねて。
最終的にはパーツ分けするため、一枚の絵に書き直す回数は５～１０枚ほど、
取り込むための完成原画は、通常絵で２～３枚ほどになります。


















こんな感じです。

そしてスキャナで取り込みます。
パーツ分けをしているので、何枚かの原画に別れています。


















これが１枚の絵になるかと思うと、わが事ながら感無量です（笑）。

そして、取り込んだ直後は線が汚いので、トリミング。
グレースケールに直して、明るさ・コントラストで線の太さを調節し、白の筆ツールでゴミ取りですとか、
線の太さ・先端の修正をします。




















取り込んだ直後は、こんな感じの線が。





















最終的には、こんな具合になります。
地味な作業ではありますが、するとしないとでは、仕上がりや塗り易さに、
大きな差が出てくると思います。
・・・ちなみに自画の場合は、ここを結構サボったりします（笑）。



























別原画で用意した、足元なども合成して、大体こんな感じ。
次に、顔に中パーツを、持って来ます。
顔は線が多かったりして、スキャンしたときに潰れてしまうこともあるため、
別線画にすることが多かったりします。





















持って来ました。
さらに顔レイヤーも反転などを駆使して完成させます。





















合成します。























十二分に『美少女じゃね？』と思えるバランスになったらＯＫです。
こっそり耳先なども合成していますｗ























この辺りで大体、こっちゃになってしまわないように、パーツレイヤーから、
用済みになったパーツを消しておきます。






















さらにこの絵では、ご亭主と腕を組んでいる設定にしたいため、
ご亭主（の一部）を合成します。
線画を合成するときは大体、レイヤーの方をこういうふうに、５０％くらいの薄さにして、
背景レイヤーに描かれている線と、混同しないようにしています。
それでもたまに間違えます（ぎゃふん）。





















出来上がり。





















さらに当初は、首元にストールを巻く予定でしたけれど、蛇足感が拭えずに消去。
こういうこともままあります。
描いた原画を全部、使う訳でもありませんｗ
　


























完成。線画編は大体、こんな感じですね。